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岡村製作所 リニアモータ式自動ドア発売 従来製品に比べて40%コストダウン

2000.03.27 15:32

 岡村製作所(神奈川県横浜市)は、3月15日より新型リニアモータ式自動ドア「セーフウォール リニアード」の販売を開始した。
 同商品は、自動ドアの駆動部に最新スペックのリニアモータを採用することによって、価格は従来品に比べて40%のコストダウンを図ると共に、静音化を実現した。
 ドアの表面板はダークグレー系の抽象柄の化粧鋼板を使用することによって、ドア開口部を強調している。ドアのデザインに合わせて新型のタッチプレートを採用している。戸袋パネル部分は連結される可動間仕切り「セーフウォール5DS」のパネルを使用し、デザイン性を統一している。 
 基本性能として、自動ドアの駆動部にはリニアモータを使用しているため、一般の回転モータ式自動ドアに比べて開閉音が静かで、開閉速度・開時間の調整も可能。タッチプレートに手を近づけるだけで簡単にドアが開く仕組みとなっている。有効開口はハートビル法(有効開口幅800mm以上)対応で、余裕1000mm幅を確保している。床にレールがないため、車イス利用者にも安全な設計だ。ドア部分に立ち止まっても、ドアが閉まらないように、挟まれ防止機能を装備している。停電の場合においてもハンドル部に手を掛ければ、主導で簡単にドアを開けることができ、災害時の緊急脱出という配慮もなされている。また、オプション機能として、欄間部分に光線センサーを設置することによって、近づくだけでドアの開閉を行うことも可能だ。
 オフィス内の通行量の多い出入口、会議室・ミーティングルームの出入口などで手がふさがっている場合や車イス利用者へのバリアフリー化に適している。
 初年度の販売目標は500セット。1セット当たりの価格は41万6000円となっている。




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