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丸善　第二丸善ビルも証券化決定　名古屋支店ビルも売却へ

2000.03.06 16:55

　洋書販売の老舗、丸善が東京都中央区にある第2丸善ビル（延床面積1万9000㎡）を証券化することが正式に決定した。同ビルに不動産処分信設設定を行い、これに基づく信託受益権を特別目的会社へ譲渡する。売却予定額は55億円と見られている。
　また名古屋市中区の名古屋支店ビル（延床面積1万5600㎡）も28億2000万円で不動産関連業者への売却されることとなった。本業である書籍販売、文具などの売上げは堅調だが、プリンストン債償却等による特別損失は56億円。この損失を穴埋めするため証券化に踏み切ったわけだ。
　今回の信託受益権譲渡及び資産売却による特別利益は59億2000万円（費用控除後）。これらプリンストン債損失に充当するほか、既存店舗の増床を含めたリニューアルを推進していく。なお今期業績見通しには変更はない。