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東海変圧器 配線改修不要電力増加工事
2000.02.07 16:15
東海変圧器(千葉県松戸市)では、電力の不足しているビルの各個室ごとの電力を現在の2倍に増やし、かつ配線改修工事も行わずに改善できるという新技術を開発し、3月より事業化する。
「電力の年間自然増加量は、東京電力の調べによると、2.2%であるとのことです。築10年以上が経過したビルにおいて建築当時に設計した使用率と現状では20%も電気使用量が増えていることになります。しかし、ビルの配線は10年前と変わらず、電気機器はタコ足配線で使用されています。当工法は高い電圧と低い電圧に変わると電流が増えるというオームの法則を利用したものです。電力会社の認可も得ており、今後、新ビジネスとして全国展開を図ります」(代表取締役小林誠吉氏)