週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
東計電算のビル管理システム ビルメン向け管理ソフト「Billy」 請求書の作成など管理業務の全てに対応
2000.02.07 16:16
ソフトウェア開発などを手掛ける東計電算(神奈川県川崎市)はビルメンテナンス業向け管理システム「Billy(ビリー)」を販売している。
このソフトは見積作成、事業所別・営業所別・得意先別・ビル別、現場別の作業の管理、予定・指示書の作成、請求書発行、売掛管理、買掛管理といった業務を一連の流れで運用できるというもの。
「当社は、全体で住宅関連業、建設業、流通業・製造業等、多様な顧客を抱えております。そこで当社では、その業種に特化した提案型・コンサルティング型の提案を行っています。ソフトウェアの開発・販売においても同様でこの『Billy』もビルメン業界でリサーチを繰り返し業界を熟知し開発したものなのでパッケージで販売すが、カスタマイズはほとんど必要ありません」(流通システム営業部 浜本康一郎)。
売上情報及び人件費・外注費・資材費等のデータより事業所別・業種別・現場別に45パターンの原価管理表を出力、粗利率を迅速に把握でき、原価低減を可能にする。また、原価の大半を占める人件費では、給与ソフトと連結し、給与データの取り込みも可能。
「当社のソフト以外にもビルメンテナンス業向けの管理ソフトは販売されていますが、業種の持つ特殊性に対応していないため現場状況とズレてしまうケースが多く、また対応できるソフトは効果で採用が難しいのが実情でした。当社のソフトはそれ等の問題点をクリアしています」(同氏)。
建物に対する膨大な数のテナント管理を画面で管理できるGUI機能や多様なイレギュラー契約形態にも簡単に対応できる機能を標準装備した大規模管理向けの「ビリー2000」も用意。