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東急不動産 社宅の遊休スペース借上げる新システム

1999.10.21 13:51

 東急不動産(東京都渋谷区)は企業社宅の遊休スペースを借り上げ一般入居者へ転貸する「社宅トータルサポートシステム」をスタートさせた。
 若手社員の社宅離れなど社宅の在居率は近年低下傾向にあることから経営のスリム化を目指す企業にとって社宅の効率的な活用が大きな課題となっていた。
 こうした状況を受け、同社では社宅を賃貸収益用建造物として収益化させたい企業に対し建物の一括また部分借上げを行いサブリースを行うことを提案している。
 加えて将来的な借上住宅制度への移行を目的にグループ会社である東急コミュニティー、東急リバブル、東急リロケーションなどを通じ運営や管理業務の代行や社員の住替住宅の紹介斡旋、リフォーム工事などのトータル的なサービスも展開してゆくという。
 第一弾として都内の生命保険会社社宅(26戸)をはじめ数棟を管理運営受託する方向で検討中であり、今後もサブリースシステムを中心に順次展開を図ってゆく予定だという。




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