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「TOCビル」建替え計画見直しへ

2024.04.15 11:00

 テーオーシー(東京都品川区)は、9日開催の取締役会で「新TOCビル計画」の見直しを決議した。「建築費高騰及びビル賃貸市況に鑑み、より高収益化を目指すため」としている。
 今後は設計プランの変更を行い、必要となる行政協議などを行う予定。投資効率の向上を図るため、計画に分譲マンションなどを加えることも検討するとしている。着工時期は2033年頃を想定している。
 計画変更に伴い先月閉館した現在の「TOCビル」は延命させ、ビル賃貸と催事事業を9月に再開する。
 「TOCビル」は、東京都品川区西五反田に立地する同社の基幹ビル。店舗やオフィスなどのテナントと、展示ホールや貸し会議室などのコンベンション施設からなる。敷地面積約2万1500㎡、延床面積17万4000㎡、地上13階地下1階で、1970年竣工。
 従来の「新TOCビル計画」は、「TOCビル」を地上30階地下3階、延床面積約27万6000㎡のビルに建替えるとしていた。2027年春頃に竣工予定としていたが、2022年8月に最初の計画変更を発表。6カ月から1年程度順延するとしていた。




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