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木と森との共存考えるイベント「木と生きる」三井不動産がミッドタウン日比谷で開催
2024.04.22 11:21
三井不動産(東京都中央区)とディスカバー・ジャパン(東京都渋谷区)は、今月16~21日の5日間、18の団体が共同参加するイベント「木と生きる」を「東京ミッドタウン日比谷」で開催した。
同イベントは、持続的に緑とともに生きる社会について考えるきっかけづくりを目的としたもの。木や自然を題材に、同施設6階の「BASEQ HALL」を活用したシンポジウム(18日・19日の2日間のみ)、1階アトリウムに木彫作品を展示したイントロダクションエリア、1階アーケードに各企業の取り組みを展示するパネルエキシビジョン、木工制作が体験できるワークショップなどのコンテンツを提供した。
シンポジウムは、18日に東京大学の竹内春樹教授、ソニー、三井ホーム、三井不動産の各社担当による「木とウェルビーイング~匂いを科学する~」ほか3講演、19日にはサントリーホールディングス、東京チェンソーズ、林野庁の各担当が登壇した「森を守る~企業が取り組む森づくりの挑戦~」ほか2講座が行われた。
イントロダクションエリアは、乃村工藝社が空間プロデュース。木彫の床にはウッドチップを使用し、香りや音、光を背景に五感で楽しめる空間を創出している。
パネルエキシビジョンでは日建設計による空間プロデュースのもと、三井不動産、イトーキ、エステー、大林組などの19団体が、それぞれの取り組みを大型パネル展示で出展。各企業の「木」との向き合い方を発信した。
ワークショップは地下1階の広場で開催。女性だけで一場木工所による木育おもちゃ制作、青森ヒバなどを扱うブランド「Cul de Sac」による木のおはし制作、木工作家の吉川和人氏によるバターナイフ制作を実施した。