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京橋三丁目地区再開発が本格始動 再開発組合設立 KK線跡地には歩道整備

2024.05.06 12:01

 東京建物(東京都中央区)は、権利者や地域住民と推進する「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」が東京都知事から組合設立の認可を受け、市街地再開発組合を設立したと発表した。
 計画地は東京都中央区京橋。京橋エリアと銀座エリアの結節部に位置する。
 同計画は、敷地面積約6820㎡、延床面積約16万4900㎡、地上35階地下4階建てのビルを建設。事務所、ホテル、店舗、駐車場等の機能を備える施設を整備する。
 「東京」駅と「京橋」駅の間には、地下歩行者通路と地下駅前広場を整備。また、東京高速道路(KK線)の高架を、歩行者中心の公共空間「Tokyo Sky Corridor」に再生し、同空間とつながる屋内広場などを整備する。高架下にある「西京橋ビル」、「東京橋ビル」、「新京橋ビル」の上部空間は、歩行者空間に転換する。
 防災対応力強化と環境対策としては、災害時の帰宅困難者の一時滞在スペース及び防災備蓄倉庫を整備するほか、自立・分散型エネルギーシステムとして、コージェネレーションシステムと非常用発電機を整備する。




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