週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
JR「三ノ宮」新駅ビル開発 民間都市再生事業計画に認定
2024.05.13 11:21
国土交通省は、西日本旅客鉄道(大阪市北区、JR西日本)、都市再生機構(横浜市中区)、JR西日本不動産開発(大阪市北区)が、共同で推進している「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発事業」を民間都市再生事業計画に認定した。
事業計画地は神戸市の都心の中核として、複数の交通機関の結節点となる「三宮」駅エリアの中心に位置する。
計画では、敷地面積約8600㎡、延床面積約9万1500㎡、地上30階地下2階のビルを建設。商業施設、ホテル、オフィスを整備し、地域のランドマークとなる都市空間を形成する。商業施設の運営は、JR西日本SC開発(大阪市北区)が行う。
神戸の魅力を発信、体感できる商業施設及び宿泊施設のほか、神戸市が掲げる医療産業都市との連携などを行う業務施設、駅前広場などの公共施設による複合再開発を実施。また、屋上広場の緑化、災害時の一時滞在空間、備蓄倉庫の整備等により、環境負荷の低減や防災機能の強化を行う。
新駅ビル内外には都市計画の交通広場や通路等を立体的かつ連続的に配置。交通結節点機能と歩行者交通機能の強化も図る。
開業は2029年度の予定。