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「五反田JPビルディング」開業 シェアオフィス・ホテル・ホール等有する五反田のランドマーク誕生

2024.05.13 11:33

 日本郵政不動産(東京都千代田区)は昨年12月に竣工した「五反田JPビルディング」を、先月26日に開業した。
 同ビルはJR「五反田」駅徒歩5分、JR「大崎」駅徒歩7分、「旧ゆうぽうと」の建替えに伴い誕生した大規模複合施設。延床面積約6万9000㎡、敷地面積6700㎡、地上20階地下3階建て。1階がフードホール、2階がシェアオフィス、3~4階がホール&ギャラリー、3~12階がオフィス、14~20階がホテルで構成される。
 1階のフードホール「五反田食堂」は「多様な人が気兼ねなく過ごせる五反田のマチの食堂」をコンセプトに、オフィスワーカーや地域住民まで多くの人々の利用を見据えた。北海道産トウモロコシの記事が人気のタコス屋「キタデタコス」、「食堂とだか」として地元で知られる日本料理屋「ここにもとだか」をはじめ11店舗が出店する。
 2階のクリエイター向けシェアオフィス「co―lab 五反田 with JPRE」は、春蒔プロジェクトが運営を担当。500坪超の空間に共用スペースや占有デスク、個室席等を設え、再生プラスチック等アップサイクルした什器も多く取り入れた環境配慮型のワークスペースとしている。中にはシャワーと水風呂を完備した、男女各8名まで利用可能なサウナを整備。ワーカー同士のコミュニケーションの活性化や、仕事の合間にリラックスできる場所として重宝される。
 オフィスゾーンはワンフロア960坪と五反田エリア最大級。各フロア8分割まで可能とし、アイランド型からフリーアドレスまであらゆるレイアウトに対応する。
 高層階には、星野リゾートが提供する街ナカホテル「OMO5東京五反田 by星野リゾート」が開業。全188室の客室のほか、五反田の街を知り尽くしたスタッフが地元の名店を紹介する「五反田ご馳走レセプション」、愛犬とともにくつろげる「OMOドッグガーデン」などの設備・サービスを整備。プラスアルファのおもてなしを堪能できる。
 3~4階のホール「CITY HALL & GALLERY GOTANDA」はビジネス利用から、周辺地域の集会、宴会、展覧会などの文化活動での利用まであらゆるニーズを想定。413㎡のホール、100㎡のホワイエ、98㎡のギャラリーを設えている。
 25日には開業セレモニーを実施。日本郵政不動産の山代裕彦社長、星野リゾートの星野佳路社長をはじめ関係者が鏡開きを行った。ベンチャー企業の集積する五反田の地に誕生した新たなランドマークに一層期待がかかる。

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