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【週刊不動産経営】「JR東日本不動産」7月発足へ 駅周辺以外でも活動加速 ファンド連携で再投資も

2024.06.10 12:21

 東日本旅客鉄道(東京都渋谷区、JR東日本)は、7月1日に「JR東日本不動産株式会社」を設立する。資本金は10億円。
 新会社は、駅周辺部のオフィス・商業・ホテル・住宅など「マチナカ」の不動産取得・開発を行い、「駅を中心としたまちづくり」の範囲を拡大。駅周辺部に限らない立地や物流施設などの様々なアセットタイプの不動産取得・開発を行うほか、地域特性に合わせた社有地開発も行う。2027年度までに社有地の開発と「マチナカ」の不動産の取得で、合計1000億円規模の投資を計画している。
 東京圏や地方で、JR東日本グループの社有地開発のスピードアップや、新たに不動産の取得・開発を行うことで、不動産事業の領域拡大を図る。また、これらの実現に向けて専門性を有する人材の確保や外部企業との連携も行う。
 取得・開発したアセットはJR東日本不動産投資顧問が組成するファンドなどに売却し、JR東日本グループは獲得した資金を成長分野へ再投資。これまでのJR東日本グループにおける不動産事業の回転型ビジネスモデルに新会社の機能を加えることで、回転型ビジネスを加速するとしている。

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