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【週刊不動産経営】「アーバンネット御堂筋ビル」グランドオープン 御堂筋の交流・発信・賑わいの拠点めざすウェルネスオフィス
2024.06.24 11:22
NTT都市開発(東京都千代田区)は20日、1月竣工の複合ビル「アーバンネット御堂筋ビル」をグランドオープンさせた。
開業を記念して実施したオープニングセレモニーでは、大阪市、御堂筋まちづくりネットワークなどとともにテープカットを実施した。3階で先行して営業を開始している多目的ホール「アーバンネット御堂筋ホール」に加え、1階には飲食4店舗、物販1店舗が開業。NTT都市開発では、今後の御堂筋のさらなる交流・発信・賑わいづくりへの貢献をめざすとしている。
建物は敷地面積2770・88㎡、延床面積4万2425・38㎡、地上21階地下2階。大阪市中央区淡路町の御堂筋沿いに立地し、地下鉄「本町」駅徒歩3分、「淀屋橋」駅徒歩4分と交通利便性にも優れる。
1階の商業フロアは近隣を含むワーカーのランチ需要に対応し、周辺エリアを訪れる来街者も気軽に利用できる飲食店・カフェのほか、家具の製造販売を手掛けるマルニ木工(広島市佐伯区)が関西エリア初の直営店を出店。商業店舗は建物を取り囲む御堂筋、淡路町通、御霊筋のそれぞれの通りに面して配置されており、幅広い利用が期待される。
4~21階は総賃貸面積2万3244・26㎡のオフィスフロア。「Well-being×ICTによる新しい働き方の発信地」をコンセプトとした「関西最高水準のウェルネス性能を有する高規格オフィス」を謳い、「WELL認証」ゴールドランクの取得を予定している。
2階にはアプリから予約可能なミーティングルーム、11階にはワーカーのリフレッシュを促すラウンジを整備。ラウンジ内にはフィットネスジムや仮眠室、プレゼンテーションルームなども用意。屋上にはテラスを整備するなどテナント専用スペースを充実させ、心身の健康と仕事時間の充実・生産性向上を図っている。
また、建物内外には計5つのアート作品を展示している。「作品を通してワーカーの感性や想像力を刺激し、Well-beingの充実を図る」ねらいで、多くのアートイベントが開催される御堂筋の街との調和もめざすとしている。