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DVD-RAMを使った新記録媒体 金融機関・コンビニが販売対象 98年12月より販売開始

1999.08.21 14:41

 松下通信工業(東京都港区川田隆資社長)では、DVD-RAMを記録媒体に用いた監視用デジタルAV(画像・音声)記録装置「AVディスクレコーダーWJ-DR200」を昨年12月21日より発売している。
 金融機関やコンビニエンスストアをはじめ、ビルやマンションの駐車場やセキュリティゲートなど、自動監視システムのニーズ拡大にともない、鮮明で高画質な画像記録、再生ができる機器への要望が高まっている。同社ではこのような高性能製品を求めるニーズに対応して、高画質で高検索が可能な「AVディスクレコーダー・WJ-DR1」を96年12月より発売していた。
 同商品は記録媒体として初めてDVD-RAMディスクを採用することによって、従来の約4倍の記録容量を実現するとともに、システム性の向上を図ったものである。
 同商品の主な特徴としては、
①ディスク1枚(2.6GB)で約5万枚以上の静止画録画(高画質モード)を実現。
②最大30枚/秒の高速録画で被写体の動きを確実に録画。
③高速アクセスによるスピーディーな検索・再生。
などが挙げられる。
 これまで自動監視システムの画像記録装置には、タイプラプスビデオ(間欠録画ビデオ)が広く採用されており、同商品はそれを補完するものとして商品化された。
 「現在、銀行、パチンコ店、駐車場を中心に引き合いが多数来ています。不特定多数の人間が出入りするビルにおいても活躍する場合は多く、多量の情報を記録する際に能力を発揮します」(宣伝課主事 松本眞一氏)

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