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セコタックオペレーション 2000年問題に対するビルコンサルタント 要望に応じて技術員の派遣も

1999.08.21 14:42

 ひところ世間を大きく賑わせたコンピュータ2000年問題。ここに来て日本政府が特定分野の対策の遅れを指摘したり大手旅行代理店が西暦2000年をまたぐツアーを取りやめたり、ある航空会社では客室乗務員が日付変更当日機への搭乗を拒否する動きを見せるなどその騒動も再び活性化しつつある。
 ビルにおいても防犯設備、エレベーター・空調等への影響が考えられており、大手ビルを中心にその対策が進められている。
 その様な中、横浜のビル管理会社セコタックオペレーションが2000年問題に対するコンサルティングをスタートさせた。
 同社では管理ビルに用いられているあらゆる設備機器の製造元に2000年問題に対する取組についての徹底的なアンケート調査を今春に実施しており、その結果「問題の発生を100%防ぐことは困難」と判断し、万一の事態に備え自家発電機や浄水器の購入、食糧の備蓄などの対策を講じている。
 今回は同社が使用したアンケート用紙やその送付、回収のノウハウを提供するものでコンサルティング料は1回5万円。要望に応じて現場検証や技術員の派遣も別途料金で請負うとのことだ。
 「テナントさんへの影響を考えればビルオーナーにとって避けて通れない重要な問題。ノウハウを確立させておけば、地震などの災害時にも役立つのではないでしょうか」(枡田克利社長)

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