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給水システムの故障予防装置 加圧ユニットの封入圧低下を未然にキャッチ 日立BSが新たに開発

1999.07.21 15:56

 日立ビルシステム(東京都千代田区)は現在のビル給水システムの主流である加圧給水方式の故障予兆信号をキャッチして断水事故を未然に防ぐ「加圧給水ユニット故障診断装置」を開発した。
 加圧給水ユニットの故障原因の約70%は圧力タンクの封入圧低下によるが、同賞値はこのトラブルをポンプの運転状態から未然にキャッチし、突然的に発生する断水事故の防止に効果を発揮する。
 また同社のビル設備遠隔監視装置「ビルマックス」と接続させることによって、予兆信号や故障信号を同社の管制センターで24時間365日体制で遠隔監視することが可能になり、万一の異常時にも全国320ケ所に設けられたサービス拠点から専門の技術者が緊急出動し、被害の発生及び拡大を最小限に防ぐことが可能だ。
 価格は標準仕様で機器レンタルの場合は、装置、設置工事、監視、緊急出動を含め月額で1万5500円より。同社側では年500セットの販売を見込んでいる。

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