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シンドラーエレベータ 自走式エレベーター企業展示会で市場体験 11より開催の総合建築材料展にて

1999.05.01 12:07

 シンドラーエレベータ(東京都中央区)の自走式エレベーター「シンドラー・モービル」が企業展示会等で注目を集めている。
 この「シンドラー・モービル」はエレベーターかごに備えられた4本のゴムタイヤがアルミ製自立型専用レールを挟みこみ、かご自体が自走しながら昇降を行うもので昨年4月の販売開始以来スイス・ドイツを中心に既に1300台の導入実績がある。
 日本国内では今年2月より販売を開始、従来のロープ懸垂式や油圧ジャッキ式のエレベーターと違い機械室や昇降路の設置が不要で省スペースに役立つ、またエレベーターかごの重さが800kgと軽量化ことから建物全体にかかる負担も少ないというメリットを生かし、中小ビルやマンションの後付け需要を中心に初年度200台の販売を見込んでいる。
 3月に東京ビックサイトで行われた「第3回アーキテクチュア東京」では、会場に現物を搬入し、実際に来場者に体験試乗を行ってもらったという。
 次回は5月11日~14日、インテックス大阪4号館(大阪市住之江区)で開催される「第15回総合建築材料・設備展」に出展し、前回同様に体験試乗を行う予定だ。




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