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中小ビル向け薄型OAフロアー 油化三昌がOAネダフロアの商品網拡大

1999.04.21 13:54

40ミリタイプ新発売 リフォーム需要期待
 OAフロア機器メーカーの油化三昌(東京都中央区)が中小ビルのリニューアルに適した新商品を今月より販売している。
 同社はこれまで軽量かつ断熱性・加工性に優れた発泡ポリスチレンを使用した「OAダネフロアシステム」を販売してきた。
 今回はこれまで床高50ミリであったものに新たに40ミリタイプを加え天井高の低いビルにも対応出来る様にしたものだ。
 「当社はOAフロア機器として再後発組にあたり知名度もまだまだですので、先発の大手メーカーの参入が比較的手薄な中小ビル、またフロアの一部だけをOAフロア化したいという二^図に対応することが重要だと考えています。この度床高の低いタイプを開発したことで販売先も広がってゆくと思います」(同社企画管理部長牧田友太郎氏)
 また、現在大手ゼネコンや大手設計事務所が手がけたビルについては床高70~100ミリ程度のOAフロア対応が主流になっているが、今後は配線ケーブルが細くなる傾向にあることに加え、一本の配線で多数の機器への対応も可能になってゆく為、床下配線が簡素化する傾向にあり、OAフロアの床高も徐々に薄型へとシフトしてゆくものと考えられて同社では大型ビル市場へのくい込みにも期待を寄せている。
 今後は40ミリ・50ミリタイプを軸にフロア面積100平米~300平米の工事を中止hンに販路を拡大してゆく考えだ。
 今回新発売の40ミリタイプは1平米あたり1万2500円。今年度で3000平米の施工を目標にしている。

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