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福岡の三好不動産がオフィス仲介に参入 日商保と連携し敷金無料も
2024.07.22 12:09
三好不動産(福岡市中央区)は、オフィスの仲介業務に本格参入する。テナント企業への敷金減額サービスを展開する日商保(東京都港区)との業務提携により、「敷金で福岡グロースプロジェクト」にも参画する。
今回のオフィス仲介参入は、市内で活発化している再開発によるオフィス供給によって、福岡へ拠点を構える企業の増加を見込んでのものという。なかでも、海外企業の誘致を視野に入れるとしている。
「敷金で福岡グロースプロジェクト」は、賃貸契約時にテナント企業等が負担する敷金を最大100%減額する「敷金減額サービス」を利用し、福岡のオフィスに入居を希望するテナント企業と、福岡のオフィス物件を活性化させたいオーナー双方を支援するもの。
同プロジェクト第1弾として三好不動産が管理業務を受託する「AUSPICE福岡天神」の全フロア10区画を「敷金無料」でテナントを募集。利用企業は1区画あたり約1000万円の敷金を支払わずに入居が可能となる。
「AUSPICE福岡天神」は、敷地面積約397・57㎡、延床面積約2137・94㎡、鉄筋コンクリート造地上10階建て、オフィス、商業用途の複合ビルで、竣工は7月末を予定している。