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リニューアル技術開発協 超高層ビル向け改修足場 SWS工法 発明大賞池田特別賞受賞
1999.03.01 11:58
リニューアル開発技術協会(東京都中央区・須山清記会長)らが開発した超高層ビル向け外壁改修工事電動式連続吊り足場「SWS工法」が第24回発明大賞(日本発明振興協会主催)において発明大賞池田特別賞を受賞。表彰式が2月18日に行われた。
尚、同工法は’98東京発明展において東京都知事賞を受賞する他、41件もの特許を取得するなど、超高層ビル・マンション改修工事に多くのメリットを持つ工法として業界で注目を集めている。
この足場は建物二階分の高さを持つ横に連続した多点吊り構造。背面のネットシートおよび屋根によって空中回廊状になっているのが大きな特徴だ。
これにより
1.建物をフロア単位で輪切り上に分割し、下地処理から仕上げまで一貫した工事が可能
2.工事実施部分以外の使用者、居住者の居住性が保たれる
3.天候に左右されることなく作業が可能
4.高所作業と同等の安全性が確保出来、作業効率も向上する
5.機材の落下や飛散等の事故を防止出来る。といったメリットが生じる。
既に新日鐵ビル、東京海上ビル等でリニューアル工事の実績があり、今後も市場における役割は増すものとリニューアル技術開発協会では見ており、協会会員に特許使用許諾を与え、積極的な営業展開を図る予定だという。