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法改正で広がる共同住宅での環境認証取得 オンラインセミナーで専門家が解説

2024.08.12 15:01

 環境・省エネルギー計算センター(東京都豊島区)は今月20日16時30分より、REITや不動産ファンド、不動産管理会社、事業会社などを対象に、「法改正による共同住宅BELSと国内外における建築物の環境認証の役割」をテーマに、オンラインセミナーを開催する。
 本年4月から省エネ性能表示制度が始まり、住宅・建築物を販売・賃貸する事業者は省エネ性能ラベルの表示が努力義務となった。それに伴い、第三者評価であるBELS制度も新しくなり、制度改正によってこれまで難易度が高いとされてきた共同住宅でもBELSを取得しやすい環境となっている。
 本セミナーでは、その理由と実際の申請方法を解説するとともに、先んじて法改正が進む海外の環境認証と日本の環境認証の違いについても解説する。セミナーは2部構成となっており、第1部では国内外の証券会社出身で不動産アレンジメントやREIT主幹業務に従事した経歴をもつ環境・省エネルギー計算センター代表取締役の尾熨斗啓介氏が、2024年4月以降のBELS(第三者評価)制度、共同住宅でBELSが取得しやすくなった理由、既存物件のBELS申請手続きの流れを紹介。第2部では、CASBEE開発メンバーの幹事を務めた実績のある、千葉大学大学院工学研究院の林立也准教授が、CASBEEツール開発経緯のおさらい、海外の環境認証と日本の環境認証の違い、法規制がCASBEEに影響を与える可能性について解説する。
 セミナーの参加は無料。申し込みは環境・省エネルギー計算センターのホームページ内、「申込フォーム」からとなっている。




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