週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

静岡県のJR「三島」駅前に複合ビル開発 順天堂の健康医療機能を導入へ

2024.08.12 15:21

 ミサワホーム(東京都新宿区)は、静岡県のJR「三島」駅前で推進する「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業」でA~D棟の4棟を建設している。
 同事業は、敷地面積約1万㎡、建築面積約6775㎡、延床面積約5万5765㎡、第一種市街地再開発事業を推進するA地区と、今後着手予定の事業用定期借地事業に取り組むB地区を一体的に開発。住宅や店舗、オフィス、ホテルとあわせ、医療・子育て支援施設等の導入を検討している。
 A棟は3万430㎡、地上24階建て、住宅・医療・店舗機能を備える。4階には、順天堂大学(東京都文京区)医学部附属病院の静岡病院(静岡県伊豆の国市)が運営を行う高機能健診センターやクリニック等の健康医療機能の導入を計画しており、順天堂とミサワホームは定期建物賃貸借予約契約を締結した。約1250㎡のフロアには、内科、循環器内科、脳神経外科、脳神経内科、産婦人科、整形外科・スポーツ診療科、小児・小児外科、などの設置を検討している。
 B棟は約3330㎡、地上6階建て、住宅・子育て支援施設・事務所・店舗機能を備える。
 C棟は約1万6795㎡、地上7階建て、収容台数688台分の駐車場機能を備える。
 D棟は約5210㎡、地上10階建て、住宅・店舗機能を備える。またB地区では、2階建て、店舗機能を備えるE棟と、8階建て、店舗・ホテル機能を備えるF棟を開発する。
 ミサワホームと順天堂は今後、「広域健康医療拠点」の整備を通して、まちの人々が心身ともに健康で、安心して生き生きと暮らせる「『健幸』都市みしま」の実現に向け、取り組みを進めていくとしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube