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森トラスト/麻布台商店街 神谷町・麻布台エリア活性化に向け協定

2024.08.26 11:44

 森トラスト(東京都港区)と麻布台商店街は21日、神谷町・麻布台エリアの活性化を促進するための連携協定を締結した。あらゆるまちのステークホルダーと共創し、神谷町・麻布台エリアの魅力を高める取り組みを行っていくという。
 麻布台商店街は、2023年に東京都港区の地域事業として麻布台の町会長と起業家が設立した、新しい区民協働プロジェクト。商店会、町会・自治会、大企業、スタートアップ、地域住民が協働しながら伝統を次世代に引き継ぎ、新たなイノベーションを起こしていくことを目指す。
 森トラストでは以前から神谷町エリアで街の賑わいや愛着を創出・醸成するコミュニティ活動やイベントを実施しており、2018年には神谷町エリアの街づくりビジョンとして、「未来を創るまち『神谷町 God Valley ビジョン』」を策定した。「SDGsの促進」、「クリエイティビティを高めるエリア空間の構築」、「未来のテクノロジーや次世代サービスの導入」、「多様なコミュニティの形成」を通じて街づくりを行うことを掲げており、今後、隣接している麻布台エリアを含めて、多くのステークホルダーと街づくりを行うことで、同ビジョンを実現していく。
 今回の連携プロジェクトの第1弾として、10月1日にはカフェ「神米茶寮(しんまいさりょう)」を「神谷町トラストタワー」2階のラウンジ内にオープンする。「神谷町 God Valley ビジョン」のテーマの1つである「ウェルネス」に即して、厳選された米粉や小豆などの素材を使用したオールグルテンフリーの菓子や飲み物を提供。「食」を通じて日本各地の伝統や文化の発信をサポートし、茶寮に多様な人々が集い、交流が促進されるよう、定期的にイベントを開催する予定。今後も、エリアの活性化に向けて様々な連携プロジェクトを実施していく。




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