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フジテック 従来の1/5サイズのエレベータ用カメラ ハードディスク記録方式で画像劣化防止
1998.11.21 15:56
フジテック(大阪府茨木市・大谷謙治社長)は子会社のフジテックエンジニアリングと共同で新タイプのエレベーター防犯カメラ「セキュリア」を開発、商品化した。
従来の防犯カメラが”ビデオテープへの記録方式”であったのに比べ「セキュリア」は”デジタル画像をハードディスクに記録する方式”を同種防犯カメラとして初めて採用する。
これにより従来製品の様に時間が経過するにつれ記録映像が劣化することもなく、長期にわたり安定した画質と音声も保つことが可能になるという。
またカメラユニット内に人感センサーを設け、人の動きを検知することにより検知前後の一定時間の映像と音声を自動的に記録する為、無駄な記録がなされないのも大きな特徴だ。
ビデオテープ方式のカメラに比べ約1/5の小型化・軽量化に成功し、設置スペースを問わないのもメリットとのこと。
「セキュリア」は取付工事費込みで1台58万円。同社では初年度2400台の販売を見込んでいるという。