週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

狭山製作所 自動雨傘脱水機を開発、販売も好調 ビニール傘不要でゴミ排出量も大幅に削減

1998.11.21 16:06

 時計用部品、精密工作機械等の製造を行う狭山精密工業(埼玉県狭山市・林清一社長)では、傘脱水機「雨傘改札」を開発、子会社のシルテック(埼玉県川越市)を通じて8月より販売を開始した。
 同商品は吸水性の高いスポンジをベルトコンベア状に2本配置した構造になっている。回転する2本のスポンジの間に濡れた傘を差し込めば3~4秒で、約60~70%程度の水分の除去が可能。特に力も必要なく、女性やお年寄でも安全に利用できる。100Vの電源コンセントがあれば設置場所は不問で、キャスターにより移動も容易に行える。また側面には広告板設置スペースもあり、雨天時のみでなく、広告物として恒常的に設置することも可能だという。
 現在のところデパート・映画館等では雨天時になると入口にビニール製の傘袋を用意していたが用意の手間がかかる上に、傘袋がゴミとなってしまい、その処理の手間や費用も問題となっていた。
 今のところ大手デパートや病院・ファミリーレストラン等から引き合いが来ているという。価格は一体50万円。




週刊不動産経営編集部  YouTube