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汎用小型クレーン 乗用エレベータで運搬可能 安全性・作業効率性も向上
1998.11.21 16:06
大林組(東京都中央区・向笠慎二社長)は、既存ビルの乗用エレべーターでの運搬が可能な汎用型小型クレーン「OFM-450型」を開発・実用化した。
同機の最大の特徴は各ユニットの最大重量を65kgに抑えるなど、ユニットを大幅に小型化・軽量化したこと。一般にビルリニューアル工事では屋上部へのクレーン設置に制約があることから、建物既存の乗用エレベーターを使って資機材等を運搬していたが、大型ユニットや重量物の運搬には多くの人手がかかる他、効率性・安全性確保の面からも問題があった。
また新築工事では大型クレーンの解体の際に使用される小型クレーンの撤去時に仮設足場を組んでいたが、足場を組む手間に加え、従来の小型クレーンの各ユニットは最大350kgにも及び、安全性、作業効率性の低さが指摘されていた。
さらに同機は台座の先にカウンターウェイトと呼ばれる重りを置くことで本体を支える仕組みになっており、従来機の様に設置時に固定用アンカーボルト等で建物に損傷を与えることが無いのもメリットだ。