週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

カバーオール 米国本社社長来日会見 日本企業の清掃に対する認識の低さに疑問も

1998.11.01 17:05

 フランチャイズオーナーに対し顧客と利益を保証する独自のFC展開を行っているオフィスクリーニングサービス会社カバーオールジャパンの米国本社社長に新たに就任したフィル・キューベック氏が今月開設された東京地区本部視察を兼ねて来日、記者会見を行った。
 会見の中で、キューベック社長は「日本のオフィスクリーニング市場は米国のそれに比べ約15年の遅れがある」と指摘。若手社員のサービス早出や、中高年のパート社員による清掃に依存する日本の企業体質について疑問を投げかけた。
 その一方で「米国でもこの15年で、オフィス清掃をアウトソーシング化する会社が4倍にもなり、全体の8割を超えた。日本でも同様のケースになる可能性は充分ある」とし、日本市場の将来性の高さを示唆した。
 同社は現在世界7ヶ国で4000店を超すFC店舗を展開中。日本へは平成8年に進出。中小ビルやマンション共用部分に重点を置き関西地区を中心に営業活動を行って来た。東京地区本部は大阪に続く国内2番目の営業拠点で1年間でフランチャイズオーナー50件の獲得を目標にしている。




週刊不動産経営編集部  YouTube