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11月28日オープン 大阪・梅田の観覧車付きビル竣工 最大級のショッピングセンターへ
1998.11.01 17:05
阪急不動産(大阪市・清水裕之代表取締役社長)は旧阪急ファイブと旧梅田コマ劇場の敷地に、阪急ファイブとナビオ阪急(東宝との共同経営)とを一体とした、都市型としては最大級のショッピングセンターを11月28日にオープンする。
オープン後の総売り場面積は、約2万1100㎡、総店舗数は、約150店舗となる。
一体化した両館の名称は「阪急エンターテインメント・パーク『HEP(ヘップ)』」。HEPは、阪急の「H」、エンターテインメントの「E」、パークの「P」のそれぞれの頭文字をとったもの。
ファイブとナビオの名称は存続するが、今後は「ヘップファイブ」、「ヘップナビオ」としてリニューアルオープンする。
同施設の目玉は、ヘップファイブに組み込まれた大観覧車だ。直径75m、最上部の高さ約106m、4人乗りゴンドラが52台取り付けられる。各ゴンドラには冷暖房が完備されており、快適なひとときをすごくことができ、最上部からは大阪湾を望むこともできるという。同社では、夜間のライトアップにより、都心の夜景を採り、若者たちのデートスポットとしても期待している。この観覧車の乗り場はヘップファイブの7階。1周は約15分、料金は未定。
また、同社では、HEPファイブのグランドオープンの前日11月27日に、一般プレビューを開催するにあたり、抽選で4000組8000名を招待する。
一般プレビューでは、ゴンドラ、元米米CLUBのメインボーカリスト石井竜也氏の演出によるアトリウム空間(1階から6階吹き抜け部分)や海外の人気ブランド・大阪初登場ブランドなど若者を対象にしたショップ、ハイテクを駆使した大型ゲーム施設を取り揃えたアミューズメントフロアーなどが体験できる。
また、招待者には、プレビュー当日に限り、ショップとレストランで利用できる「買い物券(1組2000円分)」をプレゼントする。