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イトーキ 先行統合配線システムを発売 ランニングコストの大幅削減も可能

1998.10.21 10:42

 イトーキ(大阪市・伊藤七郎社長)では情報インフラの整備が求められる現在のビル事情に対応する為、先行統合配線システム「イトーキ・ケーブリングシステム(IT-CS)」の販売を今月より開始した。
 先行統合配信システムとはオフィスビルの新築、リニューアル時に前もって電源、電話、データ系配線ケーブルを統合して床に敷設するもので、各フロアに設けるパッチパネルの操作によって電話機やOA機器などを配線することが出来るシステムになっている。
 従来のOA機器の導入やLANの構築にはスペースの確保や配線の処理、またそれに伴う手間やコスト等様々な面での問題があったが、今回のシステムはパッチパネル上の操作だけで配線できるため配線管理が容易になるのが特徴だ。
 また人事異動や機構改革に伴うオフィスレイアウト変更においても、大がかりな配線工事が不要になり、ランニングコストを低減できる他、業務への影響も最小限で済む上にコードやケーブルの氾濫も解消されるというメリットがある。
 今回のシステムは40㎡を1単位とするゾーン方式を採用しており、各ゾーン毎に6人分の電源、電話配線、データ系配線を設置する。予備配線の確保も充分で、どこからでも電源の立ち上げが可能だという。




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