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☆オーナーの趣味 「気」を加えた音楽治療を行う
1998.10.01 11:11
旭本館ビル(東京・巣鴨)のオーナー、高田孝之助氏はユニークな肩書の持主。「水のある空間が気持ちの面でプラスに作用することが多きい」と語る高田氏は昨年、ビルの内側に池を造った。水環境をきれいに保つため、常に水を循環させるシステムを採用している。池にはコイが元気に泳いでいる。
高田氏は同ビル1Fで「真気塾」という気の道場を経営している。高田氏の別名「鹿嶋寅之助」を聞いたことのある人もいるだろう。
元来、中国の伝統的な術である「気」を専門的に経営する日本人は少なくないが、高田氏の「真気塾は海外で実演している唯一の日本人の団体」だそうだ。このため、マスコミ各社からの取材が多い。
高田氏は道場経営の他、気を使った音楽治療にも力を入れている。「瞑想的な音楽を思い浮かべる方が多いと思いますが、ポップス調の音楽に気を加えたものを使用しています」と語る高田氏は、この作詞・作曲も手掛けている。その曲は、テレビやラジオ番組のエンディングに使われていた。
昨年の今頃は芸能活動で忙しく、休む暇もない程だったという。今後は「道場の経営に専念したい」という。