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エスケー化研がフッ素樹脂塗料を水性化 超耐久性・低汚染型 環境に配慮したメンテフリーが特徴

1998.10.01 11:14

 建築塗材の総合メーカー エスケー化研(大阪府茨木市・藤井實社長)では、セラミックハイブリッド技術を用いたフッ素樹脂系塗料の水性化の技術を開発。この技術を用いた「水性セラタイトF」として商品化に成功した。
 同社では従来よりセラミックハイブリッド技術を用いた溶剤形の超低汚染塗料「セラタイトシリーズ」や弱溶剤形の「クリーンマイルドウレタン」を開発。商品化してきたが、今回は環境問題に対する世間への意識の高まりを受けて水性化を実施したもの。
 今回の「水性セラタイトF」はフッ素樹脂を採用しているため、塗膜は超耐久性を示しメンテナンスフリーになるという特徴がある。
 その他、酸やアルカリに対する抵抗性が強く、また水性のため安全性に優れ使い易いとの利点がある。内外壁を問わず使用出来、設計価格は1平方メートル当り2700円とのこと。
 同社では超低汚染塗料を今後の主力商品と位置づけており、近々アクリルシリコン系の塗料も商品化する予定だという。




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