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日立ビルシステム 運転制御プログラムの新システム開発 エレベーターの復旧時間等短縮

1998.07.21 15:04

 日立ビルシステム(本社・東京都千代田区、深山俊彦社長)では、昇降機のメンテナンス等を行っているが、この度同社が保全管理を行う、マイコン制御エレベーター(約8万台の運転制御プログラム)管理の新システムを開発し発表した。
 今回開発された新システムでは、エレベーターの運転制御プログラムの読み取り・書き込み用のローディングシステムを用い、そのプログラムを1台毎にWAN上でデータベース化し、管理出来るというもの。従来は、落雷やノイズの影響でプリント機が故障した場合、プリント機の交換作業を行う際、ビルの用途や環境、またエレベーターの利用状況に合った運転制御プログラムデータのFDを持参して、顧客に合ったプログラムの書き込み作業が必要であった。しかし、新システムでは、プリント機故障時のエレベーターの復旧時間を最短に行い、利用者サービスの向上が図れると共に、夜間・休日でも迅速対応が可能となる。




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