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森井電業 ニーズ高まる空気清浄機の新製品 集塵効果、脱臭能力が大幅アップ

1998.07.21 15:16

 空気清浄機の製造・販売を手懸ける森井電業(東京都品川区)では新型の空気清浄機を開発、10月より発売開始する。集塵能力のアップと共に、脱臭フィルターに炭化炭を採用、酸化チタンによる光触媒フィルターとの併用により従来製品より脱臭力の強化が図られる。新たに発売を開始するのは卓上テーブルタイプと天井埋込型の2機種。価格は卓上型が63万5000円、天井型が48万円の予定。
 卓上型は主に建物内の喫煙ルーム向けで、1分間で最大20立方メートルの集塵風量が特徴。
 天井型は新築ビルのパブリックスペースをターゲットにしており、設計段階からの導入に向けた営業を行う。年間でそれぞれ600台の販売が目標。
 同社が脱臭方式にこれまで採用していたゼオライトフィルターの場合、吸着した粉塵等から発生する臭いのため3ヵ月から4ヵ月に1度のフィルター清掃が必要となっていたが、新製品のフィルターでは光触媒の脱臭効果を活用しており、フィルターの使用期間が6ヵ月程度に延びるため、フィルター清掃にかかるコスト、手間の削減を図ることができる。




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