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小田急不動産/小田急ハウジング 都の既存住宅流通促進のモデル構築
2024.10.28 11:19
小田急不動産(東京都渋谷区)と小田急ハウジング(東京都渋谷区)は、東京都の所管する既存住宅流通促進民間支援事業の提案事業として、世田谷区内の区分マンションのリフォームを9月末に完了した。これにより、マンションの断熱窓リフォーム等を通じた、消費者に対する断熱・省エネ住宅の供給や、啓発の実施モデル構築を開始する。
既存住宅流通促進民間支援事業は、東京都が既存住宅を良質な住宅に改修して流通させる取り組みや、その普及啓発を行う民間事業者等を支援する事業であり、小田急不動産ならびに小田急ハウジングは2023年12月27日に事業選定された。
2社が取り組む実施モデルでは、小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅徒歩圏に位置する築25年の分譲マンション(区分1室)を対象物件として選定。小田急不動産が取得、リフォーム後に販売を行う。
対象の区分1室は73・54㎡の3LDK。キッチン、浴室、洗面台、トイレなどのリフォームを実施し、年間光熱費約4万2000円(削減率17・4%)の削減が期待されている。
両社は、改修工事に必要な管理規約変更の合意形成支援を含む今回の実施モデルを展開させることで既存マンションの市場価値を向上させ、安心して既存住宅を取引できる市場の拡大を図るとしている。