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旧上野市庁舎をホテルに 市民・観光客に必要な機能も併設
2024.11.04 11:53
船谷ホールディングスグループ(三重県伊勢市)は、旧上野市庁舎をホテル「泊船(はくせん)」として再生する。開業は2025年夏を予定している。
1964年竣工の旧南庁舎は、伊賀市上野丸之内に建てられた。設計は、モダニズム建築を代表する建築家・坂倉準三の手による。建物は、伊賀上野城の丘陵、山裾の緑と城下町をつなぐよう低層で計画された。
計画では、まちの情報拠点として観光客がまちの情報に触れる場所となる図書館、伊賀の文化財である空間を過ごすための場所となるホテル、伊賀を知ってもらうきっかけとなる観光交流といった市民・観光客に必要な3つの機能を整備する。
ホテルは客室数19室で、家具も含めて坂倉準三の思想・デザインを感じられる場所とする。客室玄関含めた共用部では、伊賀の文化にも触れられる展示やイベント等の開催も検討する。