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東急不動産 JR「芦屋」駅前の再開発に参画 商業施設・住宅・公共施設などが入るビルを整備

2024.11.04 12:18

 東急不動産(東京都渋谷区)は、JR東海道本線「芦屋」駅近接地を再開発する「阪神間都市計画事業JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業」に、特定建築者として参画する。2026年1月ごろに建築工事に着手し、事業の完了は2029年9月ごろになる予定。
 計画地は兵庫県芦屋市業平町、上宮川町、船戸町、大原町にまたがる街区。JR東海道本線「芦屋」駅から歩行者デッキで徒歩1分の場所に位置する。
 計画では、敷地面積2749・16㎡、建築面積約2170㎡、延床面積約1万6080㎡、RC造地上11階地下2階建てのビルを建設。商業施設や住宅などが入る駅直結型の再開発ビルとして整備する。
 駅周辺地区は市の中心にあり、商業・業務機能が集まるとともに、阪神間および芦屋市の主要な広域交流の結節点となっている。芦屋市では2001年に市街地再開発事業が計画されたものの、市の財政状況悪化で一旦延期に。その後、2011年3月に駅周辺の交通機能を高め、芦屋らしい玄関口となるよう、地元住民と共にまちづくり事業の検討を再開した上で、「JR芦屋駅南地区まちづくり基本計画」を策定。今回の再開発はこの計画に位置付けられた整備方針やまちづくりコンセプトを実現するもので、交通課題の解決や交通結節点の強化を前提にまちづくりを進めていく。
 東急不動産では、住宅や商業施設などが入る駅直結型の再開発ビルを整備する特定建築者として、積極的な環境対応を進めつつ、芦屋らしい南玄関口としてのまちづくりに貢献していくとしている。




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