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札幌・大通の複合開発が前進 「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可

2024.11.04 12:24

 平和不動産(東京都中央区)は、札幌都心部で権利者と進めている「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」が、札幌市長から権利変換計画の認可を受けたと発表した。竣工は2028年度を予定している。
 計画地は札幌市中央区大通西。「札幌」駅前通と大通の交差部に位置し、地下鉄南北線および東西線の「大通」駅に直結する。
 建物は、敷地面積約5030㎡、延床面積約9万9800㎡、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造中間免震構造、地上36階地下3階。
 ビル内には、商業・業務・交流機能を整備、充実させるとともに、国際水準の宿泊機能としてのラグジュアリーホテルを導入。重層的な歩行者空間の整備、大通以南初のエネルギーセンターの整備や環境配慮、防災機能の強化なども行う。
 地上4階と27~35階には、国際水準の宿泊機能として、客室数157室のホテル「パークハイアット札幌」が入居予定。飲料施設、宴会場、スパ、屋内プールなども完備し、開業は2029年を予定している。大通公園を望み、「都会の喧噪を離れ自然を感じられる洗練された空間と素晴らしい眺望が確保されている」という。




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