不動産トピックス

【第26回不動産ソリューションフェアみどころ紹介】出展・東京

2024.11.18 16:27

三菱地所子会社化と50億円超の成長資金投下を発表
注目企業がブース出展

 東京(東京都新宿区)は、三菱地所(東京都千代田区)による東京の発行済株式を取得する株式譲渡契約の締結により、三菱地所の子会社となり、総額50億円超の成長資金を投下することを発表した。
 同社はオフィスビルのエレベーター向けメディア「GRAND」を提供し、様々なコンテンツが放映可能な自社開発した専用のモニター型・プロジェクター型端末が2018年6月のサービス開始以降、首都圏のオフィスビルを中心として約4000カ所に導入されている。費用は永年無料で、今年度からは大阪・名古屋にもサービス展開エリアを拡張した。設置されているビルの所有者・管理者自ら、提供の広告の合間にイベント案内や天気予報、防災マップなどの情報を流すことが可能であり、それらを無料作成・デザインするサポートやテンプレートも豊富だ。
 同社と三菱地所は2019年に共同でジョイントベンチャーを設立しており、コロナ禍でのリモート管理需要やその後のオフィス回帰による物件管理情報・イベント周知、年を追うごとにリスクを増す台風・地震などに対する防災情報周知などの多様なニーズの増加に対応しながら、事業パートナーとしてエレベーターメディアの拡大を図ってきた。
 今回の三菱地所グループへのジョインにより、同社はさらなるエレベーターメディアの普及拡大に向け、取得費用とあわせて総額で50億円超を投下し、専用ハードウェアの新開発などを積極的に進めていく方針を明らかにした。また、端末設置面の獲得における三菱地所のリソース活用や、ソフトウェア・ハードウェア両面での研究開発・サービスエリア拡大への投資加速を実現していくという。
<週刊不動産経営11月18日号より>

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