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24年1月竣工予定の「(仮称)コレタス目白」 駅近ながら同地でも希少なメゾネットタイプを採用
2024.11.18 16:46
トラスト・ファイブ(東京都千代田区)の展開するスモールサイズのデザイナーズビル「コレタス」。現在来年1月完成に向けて「(仮称)コレタス目白」の開発が大詰めを迎えている。
コレタスは都内の城南・城西エリアを中心に展開しているデザイナーズビルのシリーズ。特徴的な外観と小規模サイズでありながら希少性の高いビルスペック、1点モノのビルに仕上げるブランディングなど、独自の視点で展開してきた。基準階面積は30坪前後を想定しており、小規模企業、デザイナー等のクリエイター系、美容クリニック、ベンチャー・スタートアップに人気が高い。また立地エリアのテナント需要も見据えて造り込んでいる。同地にどの様なテナントニーズがあるのか、近隣住民の潜在需要などを入念に調査・把握した上での開発を得意としている。テナントファーストを信条に、事業者から求められる「コレ!」を「+(足す)」スモールビルがコレタスだ。
直近で竣工予定なのが新宿区下落合で開発中の「(仮称)コレタス目白」。規模は地上4階建て。延床面積は336・63㎡(約101・83坪)。JR「目白」駅から徒歩4分、視認性の良い目白通りに面した角地に立地。ロケーションを生かしたガラスカーテンウォールの外観が特徴で、入居店舗のPR・宣伝や集客にも好影響を与える。1階路面店の専有面積は89・74㎡(27・15坪)。開放感溢れる造りから、ベーカリーカフェやショップなどの入居が想定される。2階は98・86㎡(29・91坪)。1階と同様に2面開放のカーテンウォールで、明るく落ち着いた雰囲気となった。RC造とS造の組み合わせにより、貸室内にできる限り柱が出ない空間設計を実現したことで、レイアウトも容易。飲食店やショップ、クリニック、各種スクールなどの入居も考えられる。
同ビル最大の特色が3階と4階。近隣でも希少なメゾネットタイプとなっており、内階段で繋がっている。美容室が入居した場合、3階はヘアサロン。4階はヘッドスパやネイルサロンとして分けて使うことができる。更に4階には専用ルーフテラスを採用した。同地でも希少なルーフテラスを持つテナントビルから、リーシングにも期待がかかる。活用方法も様々で、澄んだ青空の下でのヘアモデルの撮影やパーソナルジムの場合は青空ヨガ等の使い方も可能だ。散水栓もあるため観葉植物等も置くことができる。
ビル開発事業部 企画開発課 柏木俊祐氏は「同地の取得は約2年前で、明け渡しまでの期間中にコンセプト会議を進めてきました。目白は落ち着いた雰囲気の持つエリアで、高級住宅街や各種教育施設が集積する人気の街です。現在近隣ではマンションの開発が活発なことから、今後も継続して住民の増加が想定されます。しかし一方で、歴史ある商店街がマンション街に姿を変えつつあり、ターミナル駅への消費者流出が課題になっています。この現状に歯止めをかける魅力的な商業ビルを、と考えました。学習塾や料理教室などのスクール需要やパーソナルジム等のニーズも踏まえてビルを企画したことが強みだと思います」と語った。リーシングは12月頃から開始予定だ。
また来年2月末には東京都杉並区に「(仮称)コレタス阿佐ヶ谷」が竣工予定となっている。今後も継続してスモールビルの開発を進めていく。