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「GLP大阪Ⅲ」着工 物流施設・商業施設・公園の一体開発を推進
2024.11.25 11:49
日本GLP(東京都中央区)は大阪府大阪市東住吉区で、「GLP大阪市東住吉区まちづくりプロジェクト」の第1棟目となる物流施設「GLP大阪3.」を着工した。竣工は2026年1月末を予定している。
計画地は近畿自動車道「松原JCT」から約6km、「東大阪JCT」から約16km、阪神高速4号湾岸線「南港中IC」から12kmと大阪内陸部と湾岸部の中間点に位置する。
「GLP大阪市東住吉区まちづくりプロジェクト」は、地区面積約5万6000㎡のエリアの西側に物流施設2棟と商業施設を含む「にぎわいゾーン」、東側に「矢田教育の森公園」を移設し「憩いとうるおい・スポーツゾーン」を整備する地域活性化計画。日本GLPが公園や商業施設を含む土地区画整理事業に事業主として参画するのは初。
第1棟目となる「GLP大阪3.」はマルカミ物流(大阪府大東市)へ1棟賃貸する。建物は敷地面積約1万4300㎡、延床面積約3万1000㎡、S造地上4階建てのボックス型施設。倉庫部分は床荷重1・5t/㎡、有効天井高5・5m。荷物用エレベーター2基と垂直搬送機6基を設け、トラックバースは13mを確保してウイングトレーラーによる入出庫にも対応する。
外観は、ライトグレー系を基調とし、大和川・河川敷・公園の自然色の濃淡によるグラデーションとのつながりを意識している。
環境対策としては、LED照明や人感センサー付き照明設備を設置する等により、「CASBEE認証」、「ZEB Ready認証」、「BELS」5つ星認証を取得予定。
BCP対策としては、浸水を考慮した高さに受変電設備を配置するなど、被害を最小限にとどめる設備計画を実施。