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中部電力　不動産事業本部設置へ

2024.12.02 12:06

　中部電力（名古屋市東区）は、２０２５年４月１日付で行う組織改定で不動産事業本部を設置す
　不動産事業本部の設置は、同社の不動産事業に関して、まちづくりの企画開発、グループ会社との連携、保有資産の有効活用といった機能を集約・強化し、傘下の中電不動産（名古屋市中区）と日本エスコン（東京都港区）とともに事業拡大を加速させることが目的という。エネルギーサービスを土台に、様々な付加価値を組み合わせたまちづくりを通じて、企業価値向上と地域の持続的な成長を図っていくとしている。
　設置される不動産事業本部は、事業創造本部やグローバル事業本部、原子力本部などと並ぶ社長直下の組織。
　中部電力は２０２１年１１月に発表した中期経営計画「中部電力グループ経営ビジョン２・０」において、主力事業であるエネルギー事業に加え、新成長領域への事業領域の拡大とビジネスモデルの変革を進めており、今回の不動産事業本部の設置はその一環。
　今回の組織改定ではほかに、再生可能エネルギーカンパニー内に洋上風力部を設置する。中部電力ではグループ一体となって再生可能エネルギー電源の開発に取り組んでいるが、洋上風力部の設置で洋上風力発電の開発に係る意思決定の迅速化や要員の拡充等を図り、開発を一層推進する。