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ナイス日栄 米国子会社保有の投資用賃貸ビルを売却 昨年実施した改装等評価され17億円の利益

1998.06.21 14:15

 ナイス日栄(本社・横浜市鶴見区、平目恒一郎社長)の米国連結子会社で、日栄アメリカの全額出資子会社であるベンジャミン・フランクリン・プラザ社はこのほど、米国オレゴン州ポートランド市に投資目的で所有していた賃貸用オフィスビル「ベンジャミン・フランクリン・プラザビル」を約67億円で米国企業に売却し、約17億円の利益をあげた。
 同ビルは、ポートランド市コロンビア通りのウォーターフロントに立地する地上20階地下3階、延床8750坪の大型ビル。
 米国では不動産投資は10年前後運営した後に売却するのが一般的。ナイス日栄の場合も、簿価を大幅に上回る購入申し込みが相次いだことや、現在の米国経済の好調ぶりから、売却の好機と判断したもの。




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