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菱サ・ビルウェア 警備事業部を発足 管理体制を強化 専門の警備員が顧客へ直接対応

1998.05.21 15:15

 ビル、マンションの総合管理を手掛ける菱サ・ビルウェア(東京都・豊島区)は、昨年8月に警備業の免許を取得、12月からの警備事業部を発足し、管理サービスの充実を図っている。
 同社の警備業務はそれまで協力会社によって行われてきたが、現在は本社に5名、6つの視点に最低1名ずつ、合計約20名の警備専門の委員を配置し、顧客への対応を直接行っている。事業部発足、実務を開始してから4棟のビルと契約して24時間対応の警備を提供している。
 同社は三菱電機ビルテクノサービスの全額出資の子会社で、昭和33年に設立、現在は4000棟を越えるビルの管理を行っている。
 「近年のビルのインテリジェント化に伴う設備機器等の機能向上と共に、ビル管理に対するニーズが多様化してきています。質の高いサービスを提供するために、新しい機器の情報収集が不可欠です。特にビル設備における情報通信機器の普及は急速に広まっており、その管理、メンテナンスの対象に力を入れています」(坂井啓人業務部技術部長)
 同社の営業体制は、約40名の営業部員で、ビルのオーナーに直接営業を行う。




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