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総合物流システム 本格展開のゴミ宅収便事業促進 低料金で直接回収のシステムがユーザーに好評
1998.05.21 15:33
総合物流システム(東京本社・東京都墨田区、鎌田正彦社長)では、今年より展開しているゴミの宅収便事業が、好調に実績を伸ばしている。
平成10年より本格的に開始した、ごみの宅収便事業とは、同社が事業系ごみを低料金で直接回収するものだ。
事業系ゴミは、平成8年12月より(東京都内)全面有料化となり、オフィスから出るゴミ量の増大で、日々の管理コストも上昇していると言われている。一般的に東京都の場合、都指定の処理袋を購入する事で、処理料金を支払う仕組みだが、総合物流システムでは、この東京都処理料金より約20%安く、事業系ゴミの処理を行っている。
同社では、こうしたサービスを提供する為に、廃棄物収集運搬業の認可を受けており、製品の運送物流で蓄積したノウハウを利用して、廃棄物流まで取り組んでいる。
「当社の進めているゴミの宅収便事業は、管理等のランニングコスト削減になるばかりが、指定場所へのゴミ出しも必要としない、直接事務所へ伺うシステムにより、排出にかかる一切の手間を省く事が出来ます。ですから、例えゴミ袋一つでも回収にお伺いするので、ゴミをためる事もありません」(鎌田社長)
現在、同社では首都圏都心部の千代田、中央・台東区を中心に、これらの事業を進めているが、今後は他の都心のエリアでも積極的な展開を図る予定だ。