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ヒカリパートナーズ プロカメラマンとの連携で全国をカバー 不動産の物件写真など幅広く対応

2025.01.06 11:53

 ビル・マンション等の不動産の物件情報を掲載するサイトなどでは、対象物件を現地で撮影した写真が掲載されている。これらの写真は不動産会社の担当者の撮影によるものが多いが、プロの手による写真ではないことから、撮影された写真の出来栄えにはムラが生じやすい。ヒカリパートナーズ(東京都中央区)では、全国で約700名の現地スタッフやプロカメラマンと協力体制を結び、不動産をはじめとした現地調査・撮影を請け負っている。
 同社に寄せられる依頼は不動産の撮影だけではない。瀬戸正光社長は「道路地図を制作する会社から、全国各地の道路標識、信号、交差点名などの撮影依頼を10数年受けております。また、全国展開している店舗の運営会社から各店舗の写真撮影の依頼を頂くこともあり、直近ではライト層でも気軽に利用できるコンビニジムチェーンの店舗撮影を、1カ月間で全国約1500カ所の撮影や大手駐車場6000カ所の撮影などを行いました」と話す。
 カメラマンのネットワークは全都道府県に及んでおり、北海道から沖縄までをカバーすることができる点に強みを持つほか、撮影はプロカメラマンが行う「一眼レフ高品質撮影コース」と大量の物件撮影や現地調査付の「スマホ撮影コース」をリーズナブルな価格帯でサービスを提供しているという。
 「不動産の情報サイトでは、建物の外観や室内の写真だけでなく、周辺の学校や公園、公共施設など、生活する上で日常的に利用する施設の写真や、最寄り駅から物件までの道のりを写真で紹介するケースが増えています。依頼内容に応じて柔軟に撮影の対応ができる点も、当社ならではといえるでしょう」(瀬戸氏)  物件写真はオフィスや住居を探す場合の第一印象を決める重要な要素であるだけに、プロが撮影した質の高い写真をリーシングに生かしたいところだ。




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