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販売用不動産「VORT浜松町Ⅳ(仮称)」取得 駅至近の好立地と白基調の外観デザインが特徴
2025.01.06 12:04
「区分所有オフィスR」を主軸に資産形成コンサルティングを展開するボルテックス(東京都千代田区)は、2024年12月に「VORT浜松町Ⅳ(仮称)」を取得。12月20日に不動産事業者向けに内覧会を開催した。
「VORT浜松町Ⅳ(仮称)」は、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅A2出口から徒歩1分以内の第一京浜沿いに建つオフィスビル。JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅からは徒歩4分、東京モノレール「浜松町」駅までは徒歩6分と、複数路線が利用できる交通利便性が特徴。竣工は2023年8月で、地上10階建て。延床面積は2525・15㎡(763・85坪)。貸室は2階からで全てオフィス仕様。2~9階は243・87㎡(73・77坪)、10階のみ197・10㎡(59・62坪)。1階はエントランスとエレベーターホール、4台駐車可能な機械式駐車場が設置されている。
浜松町は1964年に羽田空港へ繋がるモノレールが開業すると、交通利便性が格段に向上。街の東側には芝浦ふ頭もあることから、陸海空全ての交通機関をつなぐ「東京の玄関口」として、また世界中の人が集うビジネスの拠点としても発展してきた。現在エリア内ではビルの建替えや大規模再開発が多数進行中。加えて「浜松町」駅と周辺市街地を結ぶ歩行者デッキやステーションコアといったネットワークの構築も進み、利便性の高い都市環境が誕生する。今まで以上にオフィス需要が高まることが見込まれており、同物件のリーシングにも期待が掛かる。
同社リーシング業務担当の木塚健太郎氏は「他エリアへのアクセス性や通勤等々も踏まえた交通利便性に優れており、既存のアクセス環境を改善したい企業の新しいオフィスにお勧めです。また竹芝をはじめ、浜松町界隈にはIT企業の集積が目立ち、今後はこれら大手IT企業の本社拠点に最適な大規模オフィスビルの竣工も続くことから、エリア全体でも魅力向上が期待できます。これら企業の取引先や子会社、分室ニーズにも対応可能です。外観は白を基調とした清潔感のあるデザインで、取得後にバリューアップを施しました。アプローチ正面に館名サインとテナント看板を設置することで、ビル自体の視認性も高めることができました。お洒落で快適な築浅オフィスに移転したい、人材採用も加味した中小企業の新オフィスに最適だと思います」と語った。今後同物件はリーシングを行い、各フロアは「区分所有オフィス」として販売する。