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三菱地所 「泉区役所新庁舎」着工 敷地の一部で民間施設の開発も計画

2025.01.06 12:06

 三菱地所(東京都千代田区)は、宮城県仙台市泉区泉中央で推進する「仙台市泉区役所建替事業」で、1月6日に泉区役所新庁舎に着工した。竣工は2026年10月末を予定している。
 同事業では、築40年以上の泉区役所の建替え等を実施する。新庁舎竣工後は、既存庁舎の解体工事や区民広場・駐車場等の整備を行う。街区全体の竣工は、2029年度を予定している。
 また、同社は庁舎建替えにあわせて区役所敷地の一部を取得し、1棟の民間施設を開発する予定としている。
 建替え後の庁舎は、敷地面積1万9706・69㎡、延床面積1万5547・48㎡、S造(地上)RC造(地下)地上6階地下2階建て、整備予定の区民広場と一体利用可能な構成とする。
 外観デザインは、周辺建物と調和する色彩を採用しながら、地域のランドマークとなるよう、東西面の日射遮蔽ルーバーをアイコンとして活用する。
 5階には、区民も利用可能な会議室を配置する。
 1階から4階は、戸籍住民課やその他窓口・執務室を配置。
 1階西側には、企業・学校送迎バス等の乗降にも利用可能なエリアを整備。また、東側には多目的に活用できる「区民ホール」を設置する。
 環境対策としては、高効率空調機や超高効率変圧器、太陽光発電を採用等により、「CASBEE」Sランク取得および「ZEB Ready」を実現する。
 防災機能としては、独立電源と水源の2重化を行い、機能継続性を確保する。




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