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SGリアルティ/ザイマックス 2社の共同事業として「新大阪」駅近くでホテル計画着手

2017.07.24 17:32

「からくさホテル」ブランドの基幹ホテルに
 SGリアルティ(京都市南区、以下SGR)とザイマックス(東京都港区)は「新大阪」駅徒歩4分の立地にてホテル共同事業を行うことを20日に発表した。
 SGRおよびザイマックスはかねてより互いの不動産事業展開上、緊密な関係を築いてきた。今回の取り組みについては、昨年来ホテル事業に参入し運営規模を拡大中であるザイマックスと、不動産投資用途の拡大を目指すSGRの双方の戦略が合致したことにより取り組むプロジェクト。具体的にはSGホールディングスグループが保有していた土地の有効活用としてSGRが新たにホテルを開発、ザイマックスグループにて運営を行うスキームとなる。
 国内外の観光客をメーンのターゲットにしている同ホテルは、新大阪という関西地方の交通のハブである立地を最大限に生かし、心斎橋、難波、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンRなどの大阪市内に限らず、京都、神戸、奈良といった広範囲の観光の拠点として、からくさホテルブランドの基幹ホテルとして位置づける。観光客の「旅」の満足度向上を目指す。また関西国際空港から1時間程度の同ホテルは訪日観光客にとって重要なゲートウェイからのアクセスも良好となる。
 今回新築する建物は地上約95m、総客室数398室の超高層タワーホテルとなっていて、客室はツインルームを基本に構成しながらも、様々な宿泊者のニーズに応えることが可能となっている。旅の疲れをいやす大浴場や、一部の客室にはビューバスを設け、宿泊者にホテル内での時間も満足してもらえるような設備を整える。
 開業は2019年末を予定している。




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