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新日鉄興和不動産 長崎県でオフィス賃貸

2017.07.17 17:03

19年1月竣工、核テナントにオリックス生命
 新日鉄興和不動産(東京都港区)は10日、長崎食糧倉庫(長崎県長崎市)と共に長崎市元船町9番地において、オフィスビル「長崎BizPORT(ビズポート)」を建設し賃貸事業を推進していくことを発表した。建物規模は地上11階、延床面積1万4446・40㎡、敷地面積2488・11㎡。7月に既存建物の解体工事、10月に新築工事に着手し、竣工は2019年1月末を予定。核テナントとしてオリックス生命保険(東京都港区)が入居することが決定している。 
 長崎県が推進する「長崎金融バックオフィスセンター構想2020」に基づき、長崎食糧倉庫が保有する土地において、主に県外からの企業誘致を想定したオフィスビルの事業化を検討。新日鉄興和不動産にとっては長崎県内における初のオフィスビル賃貸事業となる。また、長崎食糧倉庫は戦後から本計画地において倉庫業を営んでいたが、2022年に開通予定の長崎新幹線をはじめ、2018年予定の長崎県庁移転や駅ビル拡張など、JR「長崎」駅周辺で進められている再開発を見据え、オフィスビル賃貸事業を志向したという。
 新たに竣工するオフィスビルは「長崎」駅から徒歩8分。海に面した立地を最大限に生かし、オフィスワーカーや来訪者のためのオープンスペース(公開空地)を確保。県外からの企業進出に対応可能な1フロア約300坪の専用面積を確保し「コの字」形に取り囲むフロア配置と無柱空間により、効率的でフレシキブルなオフィス空間を実現した。特に西側からは長崎港の向こうに稲佐山を正面に臨む景観が楽しめる。天井高は2800mm、窓は足元から天井までガラス面を取り、省エネルギーに配慮したLow―eペアガラスを採用。BCP対策では各階に防災備蓄倉庫を設置し非常時の防災備品を常備するとともに、停電対策として共用部は72時間にわたり機能を維持できる。




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