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三井不動産 「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーとクアラルンプール」着工
2017.07.03 17:19
東南アジア初のららぽーとが2021年開業予定
三井不動産(東京都中央区)は昨年3月に事業参画を決定した「(仮称)三井署ピングパーク ららぽーとクアラルンプール」に関して、共同事業者と設立した合弁会社MFBBCC Retail Mall SDN.BHD(MFBBCC社)」を通して先月に本体工事着工、同月20日に起工式を開催した。起工式にはマレーシア・ナジブ首相も参加。同社が手がける海外商業施設では最大規模となる計画。東南アジアで初めて開業する「ららぽーと」として2021年の開業を目指す。
「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーとクアラルンプール」はクアラルンプール中心市街地の大規模複合開発「ブキツ・ビンタン シティ センター プロジェクト(BBCCプロジェクト)」の中核施設となる商業施設で同社グループがメジャーシェアホルダーとして開発・リーシング・運営を主導的に行う。消費意欲旺盛な20~30代のヤングファミリー層を中心にキッズからシニアまで幅広い年齢層をターゲットとしてハイエンドブランドから生活必需品まで多様なブランドミックスによる約300店舗の構成となっている。
同商業施設はクアラルンプールの中心商業エリアであるブキツ・ビンタンから至近距離に位置し、モノレール2路線の駅に直結していることに加えて2017年末までに開通予定のMRT(高速輸送鉄道)の駅にも歩行者デッキでアクセス可能となる予定。また、都心部の主要道路や交通道路へのアクセスも良く、クアラルンプール市に限らず、広い商圏からの訪客を見込んでいる。