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Realogy Franchise/Caldwell Banker コールドウェルバンカー日本再進出へ

2017.06.26 13:09

グループトップらが来日し会見
 今月14日、都内のホテルで米国不動産フランチャイズColdwell Banker(コールドウェルバンカー)社の日本再進出に関する会見が開催された。コールドウェルバンカーは米国最古の不動産会社で、投資ファンドであるApollo Management傘下のRealogy Franchise(リオロジーフランチャイズグループ、以下リオロジーフランチャイズ)のグループ企業。会見にはリオロジーフランチャイズCEOのジョン・ペイトン氏、副社長のリッチ・グリーン氏、そしてコールドウェルバンカーCOOのマイケル・ジョン・フィッシャー氏の3氏が出席した。
 リオロジーフランチャイズグループはわが国においても知名度のある「センチュリー21」や「ERA」、「サザビーズ」のフランチャイザーである。コールドウェルバンカーは2007年1月より国内でフランチャイズ展開を行っていたが、2014年に一時撤退。今回新たに再進出を果たすべく今回の会見となった。
 コールドウェルバンカーは1906年に設立。世界48カ国に約8万8000人のエージェントがおり、昨年だけで約72万件の仲介実績を記録している。ジョン・ペイトン氏は「日本はフランチャイズに馴染みのある国だと考えている」と話し「日本には1300のフランチャイザーが26万店舗を運営し、年間241億ドルを売り上げているというデータがあり、このことからも当社の不動産フランチャイズのモデルが日本の住宅市場に大きな利益をもたらすと考えている」と指摘する。
 今回の来日を通して「コールドウェルバンカー社のブランドの日本パートナーになりうる企業を探していきたい」と話すペイトン氏。再進出に関する時期は明かされなかったものの、日本でも知名度の高いブランドを展開しているグループだけに、これからの動きには大きな注目が集まる。




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